「コンビニ」バイトを始めたら....
だいぶシリーズとしてはすっ飛ばしていましたが、ちゃんと勤務していますよ(補足:このシリーズはmixiで書いていたものです。このエントリーは第18回目)。
書かなかったけれど、親会社が買収されて、組織そのものが改変されたんですけれど、店名は前のまんま。
気がつけば、バイトを始めて1年が過ぎ、メンバーの入れ替えも頻繁になった今日この頃です。
残ったメンバーはそれなりに大変です。あとtaspo効果のおかげで、売り上げはかなり上がりました。それにしても相変わらず、taspoで外国人への対応問題は何もないようです。日本には外国人はいないとでも思っているのでしょうかね?>JT様は。
あと、どうやらまたかなりお客様と仲よくなっています。
やっぱりきっかけはタバコだったりします。あと練馬区桜台と練馬地区の間に住む外国人が多くなっているのはすごく身体的にわかったりします。一番増えているのは南アジア系なんだけれど、インド料理のチェーン店が増えているのと関係あるのかな?都内では現在カレー戦争が勃発しているらしいけれど。
中野でも感じていることだけれど、ヨーロッパ出身の方もたくさんいます。
近年の外国人登録者数をチェックしなければですね。
さて、8月のバイト中はかなりストレスが溜まるUSENがあります。
もちろんご存じの方もいると思いますが、これです。
Hi-Prix「太陽にほえろのテーマ〜うちらいい感じ〜」
最近、デブパレードがかなりひどいと思ったりしていましたが、これもかなりひどいです。
「脱力系ラップ」とかカテゴライズされていますけれど、こんな曲がUSEN-A-26chartの20位にランクされているって、これからお先真っ暗なんですけれど、良いんですかね?
別に「昔が良かった」ってことは言いたくないですけれど、この女の子たち、ラップできているの?それにしても相変わらず、ノーテンキに自己礼賛している人間は「ちょっと落ち着けよ」と思ったりします。
デブパレードでも思ったんですけれど、なんか自己満足で歌うのとか、語るのとか恥ずかしくないの?
哲学者の野矢先生の言葉じゃないけれど、「自信持って何かであることを示す人は信用おけないんだよね」っていうことを思い出す。野矢先生は学問する人間には「後ろめたさ」みたいなものが必要だと言ったが、その通りだと思う。
あとその野矢先生の言葉を受けて、分子生物学者の福岡先生が「自分のやっていることは間違っているかもしれないという可能性を常に自覚している必要がある」という言葉も思い出す。
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爆笑問題のニッポンの教養 生物が生物である理由 分子生物学 (爆笑問題のニッポンの教養 11)
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権力性や立場性云々の議論ではなく、「可能性としての誤り」への自覚がないパフォーマンスはどうしても好きになれないし、そこへのアクセスがないアーティストは常に自己満足ではないかと思う。
さてさて、そんな長い前置きはともかく、本日のバイト勤務スタートすぐにある親子がお買いものをしておりました。
その時には、母親と長女の娘、長男の息子の3人でした。ちなみに子どもたちの関係は姉弟でした。その会話がかなりおもしろかったです。
ちょっと思い出して会話の一部を抜き書き。
母親:「お父さんに電話して、何時に帰るか『だけ』聴いておいて」
そして弟がケータイで不在の父親に電話をかける。
姉:「何時に帰るかだけ聴いてよね」
弟:「あぁ、お父さん、今日誕生日だよね」
母親:「あんまり余計なことは言わないでよ」
姉:「そうだよ」
弟:「今日さ、お父さん誕生日だよね。プレゼント買ったんだよ」
露骨に嫌な顔をしながら、レジ担当のワタシの前では平静を装う母親。その発言を聴いて、露骨にケータイを奪い取ろうとする姉。それに抵抗する弟。そしてそれを「感情労働」(byホックシールド)のため、何事もなかったかのように振る舞うワタシ。
姉:「なんでそんなことをいうの」
弟:「なんで言っちゃいけないの?」
この時点で父親との通話は切れている。姉は怒り心頭で、弟からケータイを取り戻そうと必死。レジ打ち終了。お会計を告げて、ビニール袋に購入品を詰めるワタシ。。。。
弟が反論。
弟:「だって、誕生日プレゼントがiPodなんてヒトコトもいっていないじゃない」
姉:「なんで誕生日プレゼントがあることをいっちゃうの。プレゼントはビックリさせるために用意しているのに、先に言っちゃったら、楽しみがなくなっちゃうじゃない」
弟:「だから誕生日プレゼントがなにかはいっていないじゃない。なんで怒るんだよ」
姉:「そんなことじゃない、誕生日プレゼントがあることを言っちゃったのがダメなんだよ」
母親:「あぁー、もう。」(ちょっとあきれ顔)
ワタシ:「おつりが○○○○になります」(一応できるかぎり無表情)
その後、ケータイを奪われんとする弟に姉が食ってかかり、母親は一番大きなビニール袋を下げて、店の外へ。姉は怒り心頭で、弟は半泣き。
ワタシと同僚は、その様子を見ていて、ヒトコト。
「やっぱり、オトコって余計なことをつい言っちゃう時があるんだよね。そしてやっぱり女性は強いのかもね」
しみじみと納得しつつ、こんだけ家族に愛されている父親がすこし羨ましく思ったりした。
Hi-Prixが定型句のように使っているフレーズ・「家族にも優しく」が白々しく思えた夜でした。ちなみに同僚もワタシも姉の意見に清き一票でした。
そしてこのエントリーを書きながら、この会話劇では不在の父親が、どういう風にフォローしたのか、そして妻であり、母親である女性とどんな会話をしているのかなぁと思ったりした。
オヤジの誕生日のプレゼントがきっかけで半泣きする小学生がまだいたことにちょっと嬉しかったり、(^_^;)\(・_・) オイオイとおもったり。
親になるって、こういうことがいっぱいあるのかなぁと思ったりした。
(2008.08.23)